ビタミンの力で、肌と心をポジティブに

美肌のための食事習慣 ~インナーケアを強化しましょう~

美肌は一日にして成らず

うるおいに満ちてハリがあり、毛穴の目立たない美しい肌。
誰もが憧れる、すべすべのベビースキン。
丁寧なスキンケアをしっかり行っていても、いまいち効果を感じられない…
現代女性の肌あれ・肌トラブルの原因は多様化しているため、なかなか根本的な解決策が見つからないまま、なんとなく流行のスキンケアを行っている人も多いのではないでしょうか?
そんなときはインナーケアの見直しを。
肌の外からのケアはもちろん、毎日の食事でビタミンや食物繊維をたっぷり体内に摂りこみ、美肌に導く健やかな土台を整えましょう!
美肌は一日にして成らず、日々のコツコツ習慣が大切です。

 

肌あれに影響する食生活あれこれ

ハリがない、ツヤが足りない、毛穴の開きが気になる、肌あれに悩むすべての共通の要因になるのが皮脂の過剰な分泌。
毎日たっぷりの化粧水やクリームをつけていても、身体の中が水分不足だったり、栄養が偏っていると効果は半減してしまいます。
肌あれの内的要素を見定め、必要な栄養素をしっかり理解していきましょう。
肌に塗っても良し、食べても飲んでも効果的な「ビタミンC」を始めとして、女性は特にミネラル・食物繊維・鉄分を積極的に取り入れたいですね。
また、栄養が豊富でどんなに身体に良いものでも、食べ過ぎることで飽食となり逆効果になることにも注意しましょう。大事な栄養をバランスよく、食べ過ぎないように適量で摂取することがカギです。

こんな食生活に気を付けて!
  • 夜遅い食事 ――――― 消化に悪く、糖化の原因に。また体内リズムが狂うことで新陳代謝が低下します。
  • 野菜をあまり食べない ――――― ビタミンやミネラルなど、必要栄養素の欠乏。
  • 揚げ物やファストフードが好き ――――― 糖質や脂質の摂りすぎは過剰な皮脂を分泌します。
  • スナック菓子や甘いお菓子が好き ――――― 保存料、添加物は体内に蓄積しやすく、詰まり毛穴の原因に。

 

仕事などでどうしても夜遅くの食事になってしまう場合は、なるべく低脂質のものを選んだり、消化に良い食事を心がけましょう。内臓の負担になりにくい、消化吸収の良い食事を就寝3時間前に摂ることが理想です。

 

ビタミンを含む食材や食事が美肌を作る

肌トラブルの予防と改善を兼ねたマルチな成分といえば、やっぱりビタミン。
ビタミン配合のスキンケアを取り入れ、さらに食事でも上手に摂取することで毛穴レスな美肌を目指しましょう!
ビタミンの他にも、健やかな肌を作り上げるために必要な美容成分の役割を説明します。

 

毎日の食事で摂りたい美容成分
  • ビタミンC
    水溶性ビタミンの一種で抗酸化、抗糖化作用があります。不足するとコラーゲンが作られなくなったり、ストレスによって消費されやすいので多めに摂るのがポイントです。
    <多く含まれる食材>赤・黄ピーマン、キウイフルーツ、いちご、ブロッコリー、レモン、さつまいも、ほうれん草 など
  • ビタミンA
    脂溶性ビタミンで、目や粘膜の保護に役立ち、細菌から体を守る役割があります。不足すると皮膚の乾燥、夜間における視力の低下や病原に対する抵抗力が弱まってしまいます。
    <多く含まれる食材>レバー、うなぎ、ぎんだら、無塩バター、チーズ、卵黄、緑黄色野菜 など
  • ビタミンE
    強い抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンで脂質の酸化を予防し、肌を守ります。脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ることで吸収が良くなります。
    <多く含まれる食材>あゆ、いわし、モロヘイヤ、うなぎ(かば焼き)、大豆、かぼちゃ、さば、アーモンド など
  • ビタミンB類
    主に皮膚の保護、粘膜を健やかに保つ役割があり、糖化防止作用、炎症予防に役立ちます。不足してしまうと口角炎などの皮膚の柔らかい箇所に炎症が起きやすくなります。
    <多く含まれる食材>豚肉、たらこ、卵、納豆、アーモンド、牛乳、レバー、うなぎ、さんま、あさり、バナナ など
  • コラーゲン
    タンパク質の一種で、人の体の水分状態を健やかに保ちます。加齢と共に不足しやすく、コラーゲンが不足した肌はたるみ、しわ、シミの原因に。ハリや弾力の素になる大事な成分です。
    <多く含まれる食材>スジ肉、鶏軟骨、鶏皮、魚皮、フカヒレ、エイヒレ、なまこ、ゼラチン、ゼリー、プリン、杏仁豆腐 など
    ※コラーゲンを豊富に含む食品には高カロリーのものが多いので、一度にたくさん食べることは、栄養バランスを乱すことにつながるので、注意しましょう。
  • マグネシウム
    マグネシウムが不足すると人の体は疲れやすく、手足がつるなどの不具合が出やすくなります。皮膚だけでなく、骨の細胞を作る成分の一つです。女性は特にカルシウムと共に積極的に摂りましょう。
    <多く含まれる食材>そば、のり、ひじき、豆、五穀、豆腐、抹茶、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、こんぶ、かき、芋、納豆、とうもろこし、くだもの など