鏡をみるたびにザラザラ、プツプツ と目立つ毛穴。つい気になってしまいますね。
気になるその毛穴、鼻、頬、眉間など、目立つ場所や毛穴の状態は同じでしょうか?
毛穴トラブルは様々な種類と要因が存在します。
自分の毛穴は今どんな状態なのか、どのようなお手入れで改善できるのか、自己流で行っていたスキンケアを今一度見直してみる必要があるかもしれません。
わたしたちの毛穴の数はどんなお手入れをしても決して消失しません。肌のキメを整えて「目立たなくさせる」ことを目指して正しいお手入れをしましょう。
毛穴の数だけトラブルがある、と言っても過言ではありません。
主な毛穴トラブルをタイプ別で解説します。
見た目:ぽっかりクレータータイプ
原 因:皮脂の過剰分泌、または肌の乾燥による
<こんな症状にご注意>
見た目:イチゴのように黒い点々が目立つタイプ
原 因:皮脂とメイク汚れなどが混ざり、時間とともに酸化して黒くなる
<こんな症状にご注意>
見た目:縦に長く、肌をひっぱると薄く消えたように見える
原 因:主に加齢。コラーゲンやエラスチンが不足している状態。
<こんな症状にご注意>
どんな毛穴トラブルも、皮脂をコントロールすることが重要です 。
ビタミンC(誘導体)は過剰な皮脂を抑えると同時に、加齢で不足しがちなコラーゲンの生成を助ける、酸化を防ぐなど、毛穴トラブルには万能な成分です。ビタミンCをスキンケアに取り入れて、上手に皮脂をコントロールしましょう。※ビタミンC誘導体とは、ビタミンCを肌に浸透しやすく化粧品用に整えた成分です。
また、皮脂は「足りなければ自ら補う」性質があるため、日常的に上手にバランスを整えてあげる必要があります。季節の変わり目や、穏やかな気温になるとべたつきを恐れて、油分の含まれたスキンケアを避ける方が多いのですが、お手入れの最後を化粧水だけで終わらせないように気をつけてくださいね。
テカリが気になる、乾燥が気になる、真逆の悩みに感じるかもしれませんが、どちらも基本は「保湿」することで肌の底力を補うことができます。
日々のスキンケアでしっかりとお手入れをしていても、生活習慣の乱れや、食生活の偏りが美肌の妨げになっていては台無しです。
また、心と肌が繋がっていることも忘れないようにしましょう。ストレスは皮脂の過剰分泌を促すため、心だけでなく肌のキメも乱してしまいます。
毛穴を目立たせないために、今だけではなく未来の美肌を育てるために、トラブルの原因を知って正しいお手入れを取り入れましょう。
<毛穴トラブル知らずのお手入れポイント>
それでも肌のトラブルに悩んだら……
どのような方法を使っても毛穴開きが解消できないときや、肌に異常が現れてしまった際には自己解決をしようとせずに必ず専門医に相談しましょう。
◎スキンケアは個人によりその効果は異なります。本記事は編集部の取材情報を基に作成していますが、ご自身の責任においてご活用ください。
皮膚科専門医 亀山孝一郎
医師、医学博士
北里大学医学部卒業、世界最高峰の米国立保健衛生研究所(NIH)でメラニン生成についての最新研究に専念。
1999年に、“ニキビは感染症ではない、皮脂の過剰分泌を背景とした活性酸素病であり、アクネ菌はその悪化因子である”という趣旨の論文を発表。ニキビは感染症であるというそれまでの常識を大きく覆す。
同年、医療法人社団星美会 青山ヒフ科クリニックを開業。
2002年6月オリジナル化粧品ドクターケイを発表。