紫外線というと、シミやくすみなど肌色の変化を意識しがち。
しかしそれだけでなく、紫外線は肌老化の原因にもなり得るのです。肌のエイジングと紫外線のメカニズムについて、紫外線を防ぐポイントについて解説します。
UVA、UVB、UVCという3種類に区別され、それぞれ体に異なる影響を与えます。
UVAは肌の奥まで届く波長の長い光で、メラニン色素を増やして肌を黒くします。
また、肌細胞や真皮のコラーゲンにダメージを与えてシワやたるみを引き起こすなど、肌老化を促進するという特徴があります。
UVBは肌に炎症を起こして赤くし、メラニン色素を増やします。UVCは紫外線の中でも最も有害ですが、大気中のオゾン層にブロックされ、地表にはほとんど届きません。
もともと紫外線はメラニン色素を増やしてシミを発生させることが知られてきましたが、UVAの働きが明らかになるにつれ、紫外線によるエイジングダメージが注目されるようになってきました。
まず紫外線を防ぐには、SPFとPAのついた日焼け止め、ファンデーションを使います。雨の日や家にいるときでも、せめて日焼け止めだけはつけること。UVAは雲やガラスを透過しやすい性質があるため、油断が出来ません。紫外線の量が増える夏の間と4~5月、9~10月は、外出時に帽子や日傘を使って、日焼けを防ぐとよいでしょう。
夜のお手入れにビタミンCの入ったアイテムを取り入れて。ビタミンCにはメラニン色素の生成を防ぎ、肌老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあります。シミとエイジング、両方を防ぐのに効果を発揮するはずです。