気温がだんだんと高くなり、汗をかく機会も多くなりました。
なかなか改善しない肌荒れは、もしかして汗のせいかも?
青山ヒフ科クリニック院長の亀山孝一郎先生に詳しく伺いました!
A.汗をかいたまま、放置するのはNG!
汗にはタンパク質分解酵素が含まれており、
肌に長時間放置すると皮膚のバリア機能が落ち肌表面で炎症が発生します。
汗をかくと首などがかゆくなるのはそのためです。
A.かいた汗はすぐに拭きとりましょう。
汗をかいたら、できるだけ放置せずすぐに拭き取るのが良いでしょう。
できればシャワーも浴びることが好ましいです。
外出先であれば、汗をしっかり拭きとってから十分な保湿を心がけましょう。
汗をかくと肌のバリア機能が低下しますので、汗ケアに加えスキンケアでの保湿はマストです!
また、日中はUVケアも忘れずに。
【取材協力】青山ヒフ科クリニック院長 皮膚科専門医 医学博士 亀山孝一郎
1980年北里大学医学部卒業。
その後、北里大学皮膚科に入局。1986年1月~1989年5月まで、世界最高峰の研究機関である米国立衛生研究所(National Institutes of Health, NIH)にて、メラニンの生成について最新研究に没頭。1999年に、ニキビは感染症であるというそれまでの常識を覆す。“ニキビは感染症ではない、皮脂の過剰分泌を背景とした活性酸素病であり、アクネ菌はその悪化因子である”という趣旨の論文を発表。同年、医療法人社団星美会 青山ヒフ科クリニックを開業。また、ビタミンCの誘導体が天然型の何倍も肌に吸収されることを、世界ではじめて証明した。いまでこそニキビにビタミンCが効くことはあたりまえになったが、“ビタミンCのニキビに対する効果”という論文は当時驚きを持って迎えられた。
2020年5月発売「毛穴道」(講談社)を監修。