毛穴はなぜあるの?
そもそも、なぜ私たちの体には毛穴が存在するのでしょうか?
顔には約20万個という大量の毛穴が存在しています。なぜそんなにも大量の毛穴があるのでしょうか?
それは、顔は太古の昔より露出していて体のほかの部位より、外的刺激からの保護・皮膚に潤いを与えるという重要な役割を果たすため、大量の皮脂を分泌する必要があったからです。
毛穴の役割は、“皮脂腺で作られた皮脂を的確に皮膚の表面に分泌して、皮膚に潤いを与えること”
毛穴が目立つ理由
毛穴が目立つ原因は「過剰な皮脂分泌」にあります。
皮脂分泌が少ない幼少期(=思春期前)は、毛穴やニキビで悩む方はとても少ないということは想像できるますよね。皮脂分泌が増加する思春期以後、ストレス・高脂質食・高糖質食・ホルモンバランスの乱れ・乾燥などの要因によって皮脂分泌は過剰となり、毛穴は開きやすくなります。
種類別「毛穴の悩み」
毛穴の悩みは大きく4つに分類されます。そのすべてに共通しているのが
「目立つ状態である」ということ。
(1)ひらき毛穴
別名「ストレス毛穴」。仕事など、過度なストレスによって男性ホルモンが増加し皮脂の分泌が増加して毛穴がぽっかりと開いてしまった状態。
(2)詰まり毛穴
毛穴の出口が、過剰な皮脂と角質が混ざってできた角栓で詰まってしまった状態。
触るとポツポツ、ザラザラしている。
(3)黒ずみ毛穴
毛穴に落としきれなかったメイク成分や酸化した皮脂が詰まって黒ずんでしまった状態。
(4)たるみ毛穴
加齢や紫外線などの外的刺激によってハリや弾力が失われ表皮がたるみ、毛穴が楕円に広がった状態。
毛穴ケアのカギ
目立つ毛穴のケアで大切な6つのポイントは以下の通りです。
1.皮脂分泌を抑える
2.アクネ菌を減らす
3.オレイン酸を作るリパーゼの活性を抑制する
4.表皮の過剰増殖を抑制する
5.表皮の炎症を抑制する
6.乾燥肌の改善
皮膚科専門医 亀山孝一郎
医師、医学博士
北里大学医学部卒業、世界最高峰の米国立保健衛生研究所(NIH)でメラニン生成についての最新研究に専念。
1999年に、“ニキビは感染症ではない、皮脂の過剰分泌を背景とした活性酸素病であり、アクネ菌はその悪化因子である”という趣旨の論文を発表。ニキビは感染症であるというそれまでの常識を大きく覆す。
同年、医療法人社団星美会 青山ヒフ科クリニックを開業。
2002年6月オリジナル化粧品ドクターケイを発表。