「皮脂」は、美肌を保つためだけでなく、肌の健康においても非常に重要な役割を果たしていますが、時に肌トラブルの原因になります。
今回は「皮脂」の役割や影響などについて、詳しくご紹介します!
皮脂は、外部の刺激から肌を守るために大変重要な役割を果たしています。
<皮脂の役割>
①保湿効果
皮脂は毛穴から出て角層の表面に広がり、肌表面に保護膜を形成することで水分の蒸発を防いでいます。
これにより、肌の乾燥を防ぎ、しっとりとした状態を保つことができます。
②バリア機能
皮脂は外的物質や細菌の侵入を防ぐバリアの役割も果たしています。
これにより、外的物質からの炎症を防いでいます。
皮脂は肌の健康に必要不可欠である一方で、過剰な皮脂分泌は肌トラブルの原因になります。
過剰な皮脂分泌の原因は、外的要因と内的要因があるといわれています。
・外的要因:紫外線や環境汚染物質が原因
・内的要因:ストレスやホルモンバランス、偏った食生活などが原因
皮脂分泌が過剰になると、毛穴周りの皮膚が広がっていくため、毛穴が開いた状態になり、開き毛穴の原因になります。
また皮脂は、肌の上にたまっている古い角質と毛穴の出口付近で固まりやすく、毛穴を詰まらせて角栓になります。時間が経つと大きくなったり酸化して黒くなりますが、このまま放置しておくと、炎症を起こしニキビの原因にもなります。
一方で、皮脂が不足すると肌の保護機能が低下し、
この場合も様々な肌トラブルを引き起こす可能性があります。
皮脂が不足すると、肌の水分保持能力が低下し、肌のバリア機能が弱まります。
すると、外部からの刺激に対して敏感になりますので、
肌はバリア機能を高めようと、皮脂分泌が過剰になります。
この皮脂分泌が過剰な状態が続くと、様々な肌トラブルを引き起こします。
また皮脂の分泌量が少ないと、乾燥を感じるだけではなく、肌の柔軟性が失われ、小じわやシミが目立ちやすくなります。
上記のことから、肌の健康と美肌を保つためには、皮脂のバランスを保つことが重要です。
生活習慣とスキンケアを見直し、自分に合ったケアで皮脂の分泌をコントロールし、美肌を目指しましょう!
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