「入浴」はおうち美容の中でもリラックスを最も感じやすい大事な美肌タイムです。
季節の変わり目は、気温の変化や気圧変化による体調不良を引き起こしやすいので、ぬるめのお風呂にゆっくり入って自律神経を整えましょう。
お風呂に入ることは睡眠の次に自宅でできる大事なセルフメンテの1つ。
疲れた肌を温浴や湿潤効果でいたわり、細胞を活性化させて肌の代謝を効果的にサポートするお風呂美容。
毎日続けるだけでどんどん美肌になれる?!
その秘訣と、より効果的な入浴方法をお教えします。
湯船に浸かることで得られる美容効果はたくさんありますが、注意していただきたいのは温度。
今の季節は体温より少し高いくらいの37〜39度。
それより高い40度を超えると、交感神経を刺激して血流が急速にアップするので、のぼせてしまう可能性が高くなります。
少しぬるいかな?と感じるくらいの湯船にゆっくりと10分は入りましょう。
ぬるめのお湯には血行促進をはじめ、筋肉の弛緩や胃腸の働きを促進したり、リラックスを促す効果がたくさん。
アロマの香りの入浴剤や、キャンドルなどで、浴室全体の気分を上げると副交感神経が優位になり、リラックスした時間が過ごせますよ。
お湯に浸かることで血行を促進し、老廃物や二酸化炭素が汗と一緒に流れるので、肌荒れや血液の滞りによるむくみが改善されます。
入浴中のお肌は毛穴が開いて柔らかく敏感になっているので、洗顔時はお肌をできるだけ刺激しないよう、たっぷりの泡でやさしく洗い流すことも心がけてくださいね。
子供のころは、肩まで浸かって「100数えるように」なんて声をお風呂のときにかけられた人もいませんか?
ぬるま湯にだらだらとつかりすぎても、汗をかきすぎて逆に乾燥してしまいます。
とはいえ、いくら血行が良くなるからといって、熱いお湯でさっと入るだけでは皮脂が一気に抜けて肌はカサカサに。
心臓より高いところまで一気に浸かってしまうと、血圧が急激に頭まで急上昇し、交感神経が優位になってしまうので、せっかくのリラックスタイムが緊張感で台無しになってしまいます。
ゆったりとお湯に浸かったときに出てくる「ふう~」という声は幸せホルモンが出ている証。
幸せホルモンのエンドルフィンや、セロトニンをどんどん放出して心も体も日々のストレスから解放させましょう。
正しい入浴美容で顔色の明るい血行美人へ!
お湯につかるだけでは飽きてしまう、という方はぜひアロマ効果のある入浴剤を使ってみましょう。
近年、おこもり美容で人気のあるバスソルトはお湯をなめらかにするだけでなく精油に含まれるアロマの香りが呼吸をリラックスさせて、副交感神経を有利にさせます。
皮膚を健やかにさせるミネラルを含むものなら、なおベスト!
※浴槽のタイプや循環型の場合、限られたものしかご利用できないことがあります。ご自宅の浴槽タイプをご確認の上でご利用ください。
お風呂上りは乾燥を防ぐためにビタミン配合のスキンケアでしっかり保湿することも忘れずに!
入浴後の肌状態はとってもデリケート。
激しいパッティングで叩き込むのではなく、ソフトタッチでしみこませるように手のひらを使って浸透させましょう。