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毛穴周辺のトラブルとそのメカニズム

毛穴の悩み、それは年齢を問わず皮脂が原因

毛穴周辺のトラブル、とそのメカニズム

目立つ毛穴、原因は盛り上がった周辺の皮膚

現代社会のストレスや飽食(高脂質・高糖質食)は皮脂の分泌を活発にする要因になります。

皮脂は毛穴から分泌され肌を乾燥から守るバリア機能を果たしますが、多すぎる皮脂は毛穴周辺に弱い炎症を起こします。

この炎症に刺激され、毛穴周辺の表皮細胞が異常増殖を始め毛穴周辺の皮膚が盛り上がります。そうすると毛穴を中心にすり鉢状のくぼみができます。これが毛穴を大きく見せている要因です。

毛穴が目立つ肌と目立たない肌の違いは、実は毛穴自体の大きさではなく周辺の皮膚の状態なのです。

この状態を「ひらき毛穴」と呼び、加齢などで皮膚がハリや弾力を失い全体がたるむと「たるみ毛穴」や「しずく型毛穴」と呼ばれる状態になります

すり鉢状にへこんだ毛穴とその周辺の皮膚

角栓は皮脂と角質とでできている

すり鉢状に出口が広がった毛穴からはさらに皮脂が分泌されやすくなります。その皮脂と、うまくターンオーバーできずにたまった角質が混ざり角栓となります。この状態を「つまり毛穴」といいます。角栓は毛穴をつまらせさらに毛穴を押し広げてしまいます。毛穴から顔を出した角栓が酸化すると、「黒ずみ毛穴」になります。

つまった毛穴はアクネ菌天国

角栓により遮蔽された毛穴はアクネ菌にとって天国のような環境です。

アクネ菌は皮脂をエサにしています。また、嫌気性菌といって酸素がない環境を好むため、エサである皮脂がたくさんあり酸素が行き届かない、詰まった毛穴の中でアクネ菌はどんどん増殖していきます。

この環境下で増殖したアクネ菌は毒素を放出して、皮膚に強い炎症を引き起こしてしまいます。これが「ニキビ」です。

皮脂コントロールこそ毛穴レスな美肌への第一歩

どんなに年齢を重ねても尽きることのない、毛穴への悩み。

それは過剰な皮脂分泌から始まる一連のメカニズムが引き起こしているトラブルだったのです。

皮脂の分泌をコントロールして、毛穴レスな美肌を目指しましょう。