皮膚は「心の鏡」とも呼ばれますが、同時に「内臓の鏡」でもあります。
そのため、お肌が荒れている時は、内臓でも炎症が起きている可能性が高いです。
つまり肌荒れは、体内で炎症が起きていることを警告するためのアラートなのです。
下記に心当たりはありませんか?
✔睡眠不足・眠りが浅い
✔高糖質・高脂質な食事が多い
✔運動不足
✔ストレスを抱えている
一見、肌荒れとは関係のないように思えますが、蓄積した疲労やストレスが、体内の炎症を引き起こし、肌荒れにつながります。
脳・腸・皮膚 相関(のうちょうひふそうかん)と言うように、
脳・腸・皮膚は、血液を介して繋がっています。
つまり、炎症性細胞も血液を介して全身を回っているということになります。
例えば、高糖質・高脂質な食事で腸内細菌数が乱れると、腸で炎症が起きます。
そして腸で感受性を高めた細胞は、血液を介して皮膚、そして脳へと回り、
各種臓器だけでなく血管の中でも炎症を起こすサイトカインを出します。
すると、血管周囲や脳、皮膚などすべてで炎症が起きてしまい、ニキビや顔の赤みを引き起こします。
さらに、この状態が長く続くと、
✔慢性疲労
✔糖尿病
✔高血圧
など様々な症状を招き、これらの症状が長く続くと、動脈硬化や高血圧を引き起こします。
体内で生じた炎症を抑える抗酸化成分として代表的なのが、ビタミンCです。
食事やサプリメントで摂取したビタミンCは、生命維持に必要不可欠な脳や心臓などの臓器から優先的に届けられ、体内の炎症部位に作用しますので、皮膚に届けられるビタミンCは常に不足しがち。
そのため皮膚は常にビタミンC不足の状態です。
ビタミン剤の内服とあわせて、ビタミンC配合のスキンケアを使用し、
ビタミンCをダイレクトに届ける習慣を心がけましょう。