毎日、暑い日々が続いていますね。外に出ると灼熱の太陽と、むっとする湿度で10分も歩けば、汗だくに・・。こんなに暑いと帰宅後はサッパリとシャワーで終わらせたくなりますよね。しかし、夏こそお風呂を上手に活用するのがおすすめです。だるさ解消、夏バテ予防、さらにリラックスと美肌効果も期待できますよ。
夏場は外気温が高いため、湯温は少しぬるめの38~39℃がおすすめです。
湯舟に浸かることで全身が温まり、血行が良くなるので、新陳代謝が高まります。その結果、むくみ解消やくすみの改善などの効果が期待できます。
副交感神経(リラックスしているときの働く神経)が優位になるため、心身ともにリラックスすることができます。
温泉やお風呂に浸かると「ふぅ~」という声が自然に出てしまうこと、ありませんか?それは、副交感神経が優位になってリラックスしている証拠です。とくに、この時期は暑さや湿度、室内と屋外の温度差、強い日差しなどで疲れやすく食欲不振になりやすい時期なので、ぬるめのお湯につかると、全身の回復に効果的です。
お湯の中では、浮力が働くことで重力から解放されて筋肉がほぐれて、血行促進効果にもつながります。
入浴の効果をさらに高まるのが入浴剤です。リラックス効果のあるアロマや血行促進効果を高めてくれる炭酸や食塩など、様々な効果効能を謳っている入浴剤がありますので上手に活用しましょう。疲労回復には、リラックス効果の高いラベンダーやゼラニウムの香りがおすすめです。
ダイエットや美容のために、「半身浴」が効果的と言われますが、もともと半身浴は、みぞおちあたりまでお湯に浸かる方法で、肺や心臓に負担をかけない入浴法です。
お湯に浸かっていない肩回りなどが冷えやすく、また全身が温まるまでに時間がかかることなどから、全身浴のほうが効率的な入浴法と言えるでしょう。ただし、お湯による圧迫感が苦手な方や負担に感じる方は半身浴もおすすめです。ご自身の体調に合わせて選ぶとよいでしょう。
半身浴よりも早く全身が温まります。お風呂に長く浸かるのが苦手な方は、少なくとも5~7分、湯船に肩までつかるだけでも、十分効果が期待できます。額からじわりと汗が出てきたら身体が十分に温まったサインです。
逆に長く浸かりすぎると、湯あたりやめまいなど、身体に負担になってしまうので気を付けましょう。指先がふやけてきたら、浸かりすぎのサインです。
入浴後は水分補給を忘れずに!
お湯につかっているので自覚しにくいですが、入浴中は汗をかいているので体内の水分量は低下しています。湯上がりにキーンと冷えたビールは魅力的かもしれませんが、
せっかく温まった体を冷やさないよう冷たいも飲み物は避けて、ぬるめの白湯をコップ1杯飲むのが◎
その後の良質な睡眠につながります。夏こそ入浴で冷房の冷えや夏バテなどの不調を整えましょうね。